*高峰桜 成長の様子は下方に掲載しております「タカジアスターゼ」で知られる世界的科学者・薬学博士である高峰譲吉博士は、石川県に育ち、「七尾語学所」でも学んだことから、ここ七尾の地にもゆかりのある人物です。明治時代、博士は様々な困難を乗り越え、アメリカへ〈日米友好の証〉として桜の苗を贈りました。その苗が植えられた首都ワシントンのポトマック河畔は、現在も世界的な桜の名所となっています。高峰博士が贈ったこの桜は「高峰桜」と呼ばれるようになり、その子孫を日本に帰す「ワシントンの桜・里帰り事業」の一環として、2012年12月、実行委員長 飛田秀一様〔北國新聞社会長〕と、のと共栄信用金庫 理事長 大林重治様〔高13・本部同窓会会長〕より、七尾高校へ5本の苗木が贈られました。博士がかつて夢見たように日本人が国際社会で活躍する時代が、いま到来しています。遠い異国よりかつて博士が学んだ地へと戻ってきた桜たちが、初めての春を迎えて一心に小さな花を咲かせている姿は、博士のように世界を舞台に活躍する日を夢見て研鑽を積む生徒たちを励ましてくれているかのようです。【植樹記念式】 (2012年12月4日) 佐原吉博様(高7・同窓会顧問) 〔1954年(昭和29年)当校の高峰賞受章〕、 大林重治様(高13・同窓会会長・のと共栄信用金庫理事長)、 佐原博之様(高33・PTA会長・同窓会副会長)、 山本登紀男様(高23・学校長) 坪野生徒会長が、苗木に土をかけていきました。 〈高峰博士を描いた映画「SAKURA SAKURA」のロケが 行われた明治記念講堂前にて。〉(2013年4月15日撮影)生徒達の新たな門出を力強く励ましてくれているかのように、小さな蕾が開花し始めました。 【植樹記念石碑】 (2013年6月設置) (2017年4月10日撮影) (2021年3月29日撮影) (2023年3月28日撮影)