同窓生の部

同窓生の部〔書〕


 『清秋燕子故飛飛 匡衡抗疏功名薄 劉向傳經心事違」                 
  書:木本 峰生(高6回生)    





























【釈文】
 秋興/杜甫・七言律詩の一部
 清秋に燕子(えんし)は故(ことさら)に飛び飛ぶ 匡衡(きょうこう)は疏(そ)を抗(あ)げて功名薄く
 劉向(りゅうきょう)は経(けい)を伝えて心事(しんじ)違ふ)
 
解説:自分を包む自然の美しさに比べ自分を省みる。「匡衡・劉向」は前漢の学者で、その努力が認められ官に上った。それにひきかえ、いまの「匡衡」や「劉向」であるべき自分は「功名薄く」「心事違う」状態である。かつての同学であった若者は、それぞれ立身出世を遂げ、高級官僚の多く住む「五陵」(五つの陵邑)に家を構え、「軽肥」(軽裘肥馬)の身分になっていると、挫折した自分の人生を嘆いている詩。