ご挨拶〔同窓会会長・学校長〕

ご挨拶

◆◆ 七尾高等学校同窓会第20代会長    久保 聡  (高27期) ◆◆

 令和5年(2023年)9月の本校同窓会総会におきましてコロナ禍の困難な時期を含む7年間にわたり、多くの実績を残されました前任の津田文雄会長の後任として、同窓会会長の大役を拝命いたしました。高校27回生の若輩であり会長職という重責に身の引き締まるおもいであります。もとより浅学非才で何かと力量不足ではありますが、脈々と受け継がれた本校同窓会の気風をしっかりと受け継ぎ、愛する母校の為に、最善を尽くし次世代に引き継いで行くことをお約束いたします。
 本校は明治31年(1898年)に設立され、5年後の1903年に七尾中学同窓会が設立されました。当時は学校長が同窓会長を兼任されていました。昭和23年の学制改革により、石川県立七尾高等高校になり、同時に現在の同窓会が発足し学校長が同窓会長を兼務する組織を改め同窓生から会長を選出し、現在までの礎となりました。創立50周年の年でした。当時の先輩方の並々ならぬ熱意とリーダーシップにより、本年、令和5年(2023年)は、125周年を迎えました。人生100年時代の昨今、同窓会の目的を私なりに考えてみました。「長い人生の中で、青春時代のひと時を共に過ごした人たちが、純粋に母校愛のもとに集い互いに励まし合い、より豊かな人生を過ごすための、再びの出会いの場とすること」ではないでしょうか。また、同窓会の存在意義を考えますと、卒業生相互並びに在校生との交流・親睦を図る活動を推進、そして母校の発展に寄与する応援団になる事、これに尽きると思います。
 そして同窓会が七高生にとっても、在学中は勿論、卒業後も生涯を通じて多くの気づきや出会いの場として魅力的な存在となるよう努力して参ります。アフターコロナに於いても、様々な課題先進国の日本にあって、温暖化、少子高齢化、格差や分断の解消等、人間社会の幸せに向けて未来をデザインし良い社会、世界をリードすることが出来るのは次世代を支える若者の力です。この同窓会も後輩たちが社会の先導者として、地域、日本だけでなく地球的課題に正面から立ち向かってくれることを期待し、社会の要として様々な役割を担えればと存じます。
最後になりますが、同窓生の皆様の今後益々のご健勝とご多幸を祈念すると共に一層の温かきご指導・ご支援・ご協力を賜りますようお願い申し上げます。
                                            令和5年10月



◆◆ 七尾高等学校第28代校長    樋上 哲也  (高36期) ◆◆

 令和5年4月に第28代校長として着任しました樋上哲也(ひがみてつや)と申します。同窓会の皆様には平素から母校の教育活動に物心両面にわたりご支援を賜り、心より厚く御礼申し上げます。
 本年、本校は125年目の歩みに入ります。校訓「至誠・剛健・敢為」のもと、文部科学省から「スーパーサイエンスハイスクール(SSH)」の第5期(全国で12校)、石川県教育委員会から「いしかわニュースーパーハイスクール(NSH)」(県内で5校)の指定を受け、多様な価値を尊重し、よりよい社会を作り出すことを自らの課題として捉え、積極的に行動する生徒の育成に努めております。
 今後、感染症対策の変更により、教育活動のさらなる充実・拡大が期待されます。再開される本部・各地区同窓会で、母校の近況として生徒たちの学習や部活動等における活躍をお伝えできることを願っております。
引き続き職員一同手を携えて、同窓生の皆様が母校七尾高校の卒業生であることを誇りに感じていただけるよう日々の教育活動に努力邁進してまいります。
 結びになりますが、本校同窓生の皆様のご健勝と同窓会の益々のご発展を祈念し、ご挨拶とさせていただきます。

                                             令和5年4月